大学受験に向けてのスケジュール組み

私は受験生です。
まだまだ先と思っていたら、大学受験まであと半年となり焦ってきました。

塾に通っているので、頻繁に全国模試があり、自分の弱みも判っているのですが、なかなか思うようにはかどっていません。
模試の成績も伸び悩みぎみで、第一希望の大学の偏差値にまで今一歩届かずといったところです。

そこで友人と集まって受験対策の練り直しをしました。
同級生の楓と桜子は志望校を見直すようです。

私は主にスケジュールの見直しです。
あと半年の間、悔いの残らないようにしてやることはやっておきたいのです。
その為には、1日の勉強時間を増やして、勉強内容にもメリハリをつける必要があります。

明日香と拓也は塾中心の勉強をしています。
同じ大学を目指しているのですが、二人は私にとって学年順位を争うライバルでもあります。

受験が終わったらこのメンバーで遊びに行きたいです。
その日を夢見て今は頑張ります。
人生最初の試練が高校受験であり、次の舞台がこの大学受験で、やる事はもりだくさんです。

全てを完璧にこなすことは無理なので、得意科目よりも弱点科目を2割程度引き上げたいのです。
そうすると全体でも2割のレベルアップが可能であり、一気に志望校に近付きます。
苦手なものは避けたくなるのですが、これをどうストレスなく取り組めるのかについて、いろいろ試したいものです。

家庭教師

大学生の時、家庭教師のアルバイトをしていました。
最初は小学校6年生と4年生の姉妹だけだったのですが、途中でその弟の小学校3年生の男の子も教えるようになりました。
そもそものきっかけは、一番上のお姉ちゃんでした。

彼女が本当に勉強が苦手で、学習塾にもついていけないし、このままだと中学校に入った時に苦労するので、せめて勉強が嫌いではなくなって欲しい、ということでした。
下の妹さんや弟さんは、お姉ちゃんが勉強する姿を見て、自分も勉強したい、とやる気を出したようでした。
そんな風なので、下二人を教えるのは比較的楽だったのですが、やはりお姉ちゃんを教えるのが一番大変でした。
学習する習慣すらない子に、勉強の楽しさを教えろ、というのは、なかなか難しい話です。
宿題を出してもやって来ることはまれで、マンツーマンにも関わらず授業中に寝ることすらありました。
どう教えたら少しでも内容に興味を持ってくれるのか、そればかりを考えて授業をしていました。
それでも、継続は力なり、という感じです。
結局大学の4年間、ずっとその三姉弟を担当し続け、小学校6年生だったお姉ちゃんは中学校3年生になりました。
成績が目に見えてよくなった、というわけではありませんが、少なくとも予習復習をする習慣はつき、自分の学習に結果が出る喜びは知ったようです。
彼女らのお母さんは、「先生のおかげで勉強から逃げなくなった」と言ってくれました。
勉強が好きになった、とまでは言えませんが、嫌いだからといって逃げることはしなくなったのだと思います。
その後、彼女達は引越してしまい遠くの高校を受験することになり、私も卒業が近くなりアルバイトを辞めたので、彼女の高校受験まで勉強を見ることは出来ませんでした。
しかし、その後「高校に合格しました!」というはがきが来た時は、本当にほっとしました。
今はもう彼女とやりとりはしていないですが、大学受験は成功したかな、将来の夢に近づくために勉強を頑張っているかな、と時折思いを馳せています。

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