写経
写経とは、「般若心経」の276文字を書き写すことです。
経文を覚える必要はなく、お手本を紙の下に敷いて、上からなぞればいいのです。
むしろ、無心になってなぞることが大切なのです。書くという行為に集中し心が穏やかになっていくことが、写経の目的だからです。
禅寺では「写経体験」に参加することができます。
写経を行う際には、姿勢をただし、合掌。般若心経を唱えてから始める、といった作法があります。
また、文房具店でも「写経セット」が購入でき、自宅でも簡単に写経をすることもできます。
さらに写経が発展したもので、「写経画」があります。
般若心経の276文字を、何らかの形になるように書き写し、絵に見立てたものです。
書き写すことで心があらわれる写経ですが、目でも楽しみ、癒される、新しい形です。
不思議な276文字ですが、これを一番初めに開発した人はスゴイですよね。
えー、開発者という言い方は不適切かもしれませんが、作り上げた人は、誰だか調べていませんが・・・。
もしかすると隠れたベストセラーなのかもしれません。
しかも、著作権フリー(笑)という太っ腹。
ふざけているわけではありませんが、著作権は著作物を保護する目的で制定されていますが、逆に、容易に引用等が出来にくく、規制が働いているとも考えられます。
単なる書物と同じ類にするのは邪道的な考え方かもしれませんが、一家に一冊は欲しい書物ですね。
宗教上、必要ないご家庭もあるかと思いますが・・。
お経の意味
京都の金閣寺に行った時に、外国の方に英語で、お土産物の扇子に書かれたお経の意味を聞かれたり、ここからバスで銀閣寺への行き方を尋ねられたりしました。
言いたい事は頭にあるのに、知ってる英単語が上手く出てこず、結局中学英語でなんとか対応しました。
しかも単語が出てきても文につなげられず、上手く言えたと思ったら「?」という顔をされ、とても難しかったです。
外国の方のフォロー無くしては成り立たなかった会話で、なんだか情けなかったです。
また、直訳にも限界があると分かりました。
お経の意味は、お土産屋のおばちゃんに助けられました。
日本語を英単語に変換するしか考えられなかったのでとても難しく考え込んでしまい、全く誰のお役にも立てなかったです。
中学、高校と一生懸命単語帳見て覚えて、英単語テストもして、文法の勉強や長文を読んだり書き写したり、かなり多くに時間を割いてきたはずなのに、あれは一体なんの勉強だったんだろうと今になって思います。
言葉は人と人とをつなぐもので、その言葉の種類が英語というだけなので、書いたり読んだりするよりも話す・聞くが圧倒的に多いと、観光地でのこのような経験から
学びました。
もし今から英語や他の語学を勉強するチャンスがあるとしたら、吹き替えなしのドラマや映画を見たり、ネイティブの方と話す機会を作ったり、たくさん英語を聞くということから始めてみたいと思います。
そして「話したい」と思う気持ちがたくさん生まれてくることが大事だと思います。