記念写真の整理
今の時代当たり前のことだけれども毎日の服は洋服を着ているので、和服(着物)を着て写真をとって、記念に飾れるくらいのものを残してみようかということになった。
いざインタ-ネットで検索をかけると中々多くの選択肢があがってきてどれも魅力的に宣伝してくれているのだが、気になるのはやはり値段だ。
和服のレンタルと、メイク、そして写真まで撮ってもらえるのだから、安くしようというのが無理な相談だ。
しかし時間をかけて比較した結果、とうとう経済的なお値段の写真屋を見つけたので早速電話で予約してみた。
当日多少の緊張をもちながらそのお店に行くと、店員がやたらに笑顔で明るく話しかけてくるので驚いた。
スタッフ達はメイクをする時も、着付けをする時も、いつも行っている美容院以上に愛想がよくたくさん話しかけてくれた。
なるべくリラックスさせて個人の魅力を引き出そうとしてくれているのであろうか。
おかげで写真を撮るときは本当に笑顔になることもできたし、本人以上の仕上がりであった。
いやはや、やはり彼らはプロなのである。
写真屋で写真を撮るときには、いつもとは違う服を着られたり、バックのカ-テンや小道具などで特別な雰囲気をかもしだして写真を撮ることができる。
人生の節目だけでなく、何か特別なことがある時に、今の自分を残したい時などにも写真スタジオに行ってみるのも悪くないと思う。
雪だるまとアイスクリーム
冬になるとゲレンデに行く!これが毎年の過ごし方になっていた。
バス貸し切りのツアーに男女6人くらいのグループで一緒に参加することになった。
みかんやおやつを持っていってバスの中で分け合ったりして、修学旅行気分で楽しかった。
ゲレンデについてから、まずは2本ほど滑ってから早々に食堂で集合し、ビールで乾杯する。
ゲレンデの食堂にあるものは全部、ものすごく美味しく感じるので不思議だ。
その日はかなり吹雪いていて、雪のコンディションは最高だったが、猛烈に横の風が吹くので休み休み滑らないとしんどい。
何本か滑ったあとに昼食はカレーを食べる。
体を動かしたあとに一緒に食事をするだけで、もう何年もつるんでいるグループのように仲良くなっていた。
午後からは風が止んだが、ビールにカレーでお腹一杯の一同は雪遊びエリアで休むことにした。
ゲレンデの隅っこに積もった雪で雪だるまを作る。
男2、女1で一つのグループにして、2つのグループで雪だるまのクオリティを競い合う。
落ちている枝や葉を使って顔のデコレーションも施す。
みんな20代なのに、子どもみたいに雪まみれになりながら雪だるまを作る。
私が顔のデコレーションを作っている間に、黙々と一人で隅の方で作業している男がいた。
私が気になっていた人で、なんだか掴めないキャラクターなのだ。
顔の作業ができて完成!するとその人が私に「はい。」と何かを渡してきた。
それは雪で作られたアイスクリームだった。
ソフトクリームが巻かれているようになっていて、これを見せるために作業していたらしい。
雪だるまにアイスクリームを持たせて、みんなで記念写真を撮る。
なんだかほんわかして楽しい時間だった。
後からその写真を見ると、みんな自然な笑顔で楽しんでいるのが分かる。
冬の素敵な思い出だ。