フィッシングパークで釣り体験

熊本県の山奥にあるフィッシングパークに家族で行ってきました。
ここは地元の人しか知らないような場所ですから、ゴールデンウィークでも人ごみを避け、子供達と思う存分釣りを楽しめる場所です。

料金は施設利用料として一人200円、釣り具は竿が200円、エサが100円で、アユとニジマスが釣れます。
前回アウトドア好きの友人家族と来た時は、魚の食い付きが悪かったのですが、今回はすぐに釣れてしまい、子供達は大はしゃぎです。

魚が針を飲み込んでしまったので、とるのに夢中になっていると、一羽のカラスが舞い降りてきて、エサの入ったカップを加えたまま飛んで行ってしまいました。
私もそのあまりの素早さにあっけにとられていました。

何も出来なかった自分が情けない思いです。
カラスは利口だと言いますが、人口イクラのエサが美味しいことを知っていたのですね。

人間が魚に夢中になっている隙を狙っての犯行はお見事です。
その後、約1時間でアユとニジマスを合計8匹釣り、その場でさばいて炭火焼きにして食べました。
自然の中で食べる魚は格別です。

あのカラスも山のどこかで人工イクラを食べていたことでしょう。
アウトドア用の自動車を購入してから、外出頻度が高まりました。
ガソリンの価格は高くつくものの、貴重な体験が返ってくるわけですから、それを考えると安い投資になってます。

釣りに行きたいという話

いつか釣りをしてみたい、なんて軽口をたたいたら、知り合いのおじさまが会うたびごとに釣りの話をしてくる。
こちらは「やりたいな」と思っているくらいなのだからまだ実際にやったことはなく、初心者にすらまだなれていないわけなのだが、おじさまからしたら知らない筈はないと思っているのか、「フライ」だの「撒き餌」だの、いろいろな用語を交えて話してくる。

どこどこの川がよく釣れる、とか、どこどこで釣った魚は食えたもんじゃない、とか、何故だか私の近所の釣り場情報までご存知で、あそこは今なら何をやっているよ、とか教えてくれる。
こんなに私の軽口を真剣に考えてくれているおじさまの為にも、ぜひともその情報のところへ行かねばと思うのだが、何分初心者にすらなれていない私は、何をどうしたらよいのか皆目見当がつかない。
そして、実は私は釣りという行為をしたいのではなく、釣った魚を食す、ということに重点をおいているということ、この一事をまだ伝えられていないのである。
スーパーや鮮魚店で売られている魚達は、誰かが私の代わりに捕ってくれたもので、私はその命のやりとりを知らないまま当たり前のように魚を食べている。
生き物を殺して、自分の命の為に頂いているということを実感しないまま、ただ食べるのが好きだとは言いたくないので、ここは一つ私が自分の手で魚を釣ってその代償を蒙らねばならないと思ったのである。
だからキャッチアンドリリースは、正直私がもっとも嫌いな釣り方法なのだが、おじさまは私が何故釣りをしたいか知らないので、さかんに薦めてくるのだ。
どうしたら私の真意を伝えられるだろう。
と考えたのだが、きっと伝わらないのでさっさとあきらめた。
そのうち、おじさまにいい海釣りポイントを聞いて、そこへ行こうと思っている。

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